2005年12月30日

檜風呂完成

 我が家の工事、最後の追い込みでなんとか電気とガスが使えるようになったので、早速、掃除を兼ねて檜風呂入って見ました。なんとも良い感じです。木の浴槽のぬくもり感がこんなに良いとは「想定外」でした。FRPや人大の浴槽とは肌触り感がまるで違います。これなら、多少、手入が面倒でも苦にならなそうです。なぜか、体だけでなく気持ちも暖まりました。
 ということで、引越しはまだ先ですが風呂は毎晩入りに通っています。檜風呂、絶対お薦めです。

今年のブログはこれで書き納めです。来年もよろしく。

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2005年12月27日

デザインを考えるーその2

 最近、デザイナー住宅と称して箱形の外観デザインが流行のようです。箱型だから、ゆるい勾配、軒の出のない屋根、外壁はなぜか決まったように縦リブのガルバリウム鋼板・・・・確かにタイル調や石貼り調のイミテーション住宅を見慣れた目にはシンプルで斬新なスタイルに見えます。 
 今年の夏、あるセミナーの一環で箱型住宅の仕掛け人といわれている著名な建築家の作品を見学する機会がありました。その住宅は豪雪地帯といわれている山間部に建築されていました。南面全体がガラス張りで主張の明確な住宅でしたが、なぜか私は違和感を覚えてしまいました。
 雪深いこの地に何故、このスタイルなのかと。本来、建物のスタイルはその土地の気候や風土、景観を考慮したものであるべきだと思っています。建物が込み入った都市部ならまだしも、敷地が十分過ぎるほどある場所に箱型はそぐわないだろうと思いました。
 このケースは極端な例だったと思いますが、建物のスタイルも周囲の景観を考えてデザインすべきだと思います。
 環境や景観の重要性が認識されつつある今日では、目立つ事が良いデザインではないという思いを持つようになりました。

 皆さんはどんな思いでデザインを考えていますか?

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2005年12月22日

値引きは必要か?その2

 前回に続き値引きの話しです。同業仲間やお客さんの話を聞くと、この業界、値引きは当り前に行なわれているようです。最近、わたしのところで建築を決めてくれたお客さんも、決めるまでは何社かにプレゼンをしてもらったようで、同様な性能がコンセプトの大手のメーカーに見積を出してもらったそうです。
 大きさ、間取りとも似た様なプランで価格差が400万円だったそうです。わたしのところとは経営規模も違い、展示場経費や営業経費がそれなりに必要ですから驚く価格差ではありません。
 しかし、この値段、当初見積から300万円値引いたキャンペーン価格だそうですからチョット驚きです。どうやらこんな話、大手住宅メーカーの販促手段として当り前に横行しているようです。ですから、一般のお客さんは値引きが当り前と思い込んでいます。
 では、当初の見積価格はナンだったのか?と言うことになりますが、答えは簡単です。当初価格は値引きを見越した上積価格です。こんな話、この業界の人には当り前の話ですが、お客さんにとっては買い得感があり、その気になってしまうという、騙しのテクニックです。
 さて、話を本題に戻しますが、このお客さん、わたしのところで値引きを要求したかと言うと値引きの話は一切でてきません。何故でしょうか?
 わたしの受注スタイルは初回のプレゼン・見積でさらに話を進めるか、あるいは中止とするか、お客様に判断していただきます。話を進める場合は、申込金を受領し、建築意思が確実であることを証明していただいております。もちろん、すんなり「では建築お願いします」と決まるわけではありません。
 まず、ネットや見学会で当社の建物や考え方を理解していただいています。そして、事務所にお越し頂き、ご要望や予算をお聞きします。さらに、施工中の建物や入居済みの住まいを見学いただき、理解を深めていただきます。
 そんなステップを踏んでいただいた後に初回のプレゼンを提案いたします。それまでに、価格構成の中身、原価と必要経費の説明もしっかり行います。上記のような業界の価格のからくりの説明も補足しておきます。もちろん、見積も仕入れ原価、工事原価と必要経費を明確にした内容に作成します。こんな、受注スタイルに切り替えてからは値引きの話がなくなりました。
 でも、肝心なことは、商品力(建物性能、デザイン・・・)です。どんな物でも同様と思いますが、商品力が他社と同じなら少しでも安いところから購入したいと言うのがお客様の心理です。商品力が同じなら競合他社も多くなり、必然的に価格競争に巻き込まれます。我々中小ビルダーは年に何十棟も何百棟も受注する必要はありませんので、他社とは一味違った個性的な家造りを考えなければなりません。
 この話を2代目工務店さんに説明したら、大きく頷いていたのは言うまでもありません。さて、皆さんはどう思いますか?
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2005年12月19日

値引きは必要か?

 先日、同業の工務店さんが来社されました。半年程前にお世話になっているサッシ販売店さんのお役に立てればと言うことで、販売店さんの得意先に集まってもらいセミナーを開催した時出席された2代目工務店さんです。
 私の実践事例をまねて住まいを造ったらお施主さんの評判が良く、家造りの楽しさが解かりかけたので、さらにいろいろ教えてほしいということでした。
 私の真似とは、「お客さんの言いなりの家造りでは無く、自分が良いと思う住まいを提案し賛同を得る」提案型の家造りです。
 それまでの彼の仕事は、他社との競合、お客様との値段の駆け引き、無理難題?をどう纏めるか、出来上がった建物のクレーム対応・・・に追われ「家造りが楽しい」などと思ったことはなかったそうです。
 自分の話に感銘を受け、それを早速実行し効果が出たということですので、私にとっても嬉しい事でした。
 いろいろ質問が出た中で、値引きの話になりました。彼の話しは「値引きを要求された時どんな風に対処するのか?」という質問です。私の回答は「当社は、値引きは一切しませんし、値引きを要求するお客さんもほとんどありません」と言ったらびっくりしたようで、「どうして値引きが発生しないのか?」と重ねて質問してきます。
 
 ではどうして「お客さんは値引きを要求するのか?」と逆に私が質問を返したら答えに窮しています。

 彼の、いままでの経験では「値引きは避けて通れないもの」と思い込んでいたようです。 多分、同業の皆さんも多かれ少なかれこんな話で悩んでいる事と思います。
 では、どうすれば「値引きを避けて通れる」のでしょうか? 皆さんは値引きをどう思いますか? 
 この続きは次回に・・・・・。

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2005年12月16日

朝の現場

 全国的に今年の冬は冷え込みがきついらしい。11月まで暖かい陽気であったこともあり一段と寒さが身に凍みます。
 いま動いている現場の一つは川沿いの田園地帯にあるため冷え込みが半端でありません。早朝、現場に着くと一面に霜が下りて真っ白です。街中のもう一方の現場と比べ5℃ぐらいは体感温度が違います。仮設の水道も凍りついて午前中は使えません。

 一昔前の現場ですと、朝は、現場で出た残材を薪に焚き火を起こし、暖を採りながら一日の段取りを話し合ったものですが、野焼きが禁止された今日ではそういう事も出来なくなりました。 懐かしい朝の一時です。

 あまりの寒さにそんな昔の光景を思い出してしまいました。
 そんな寒さの中でも職人さんは黙々と作業を進めてくれます。本当にご苦労様です。

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2005年12月11日

現場を体感しよう

 今日は日曜日、現場はお休みです。お客さんの仕事の合間を縫って進めている我が家の工事もう少しのところで工事が中断。年内には目鼻を付けたいと思っていたら、棟梁が休みを返上して仕事を進めてくれると言う。若い大工のK君も手伝いますと、ありがたい申し出なので私も現場で作業を手伝う事にしました。
 私の担当は作り付け家具の製作。靴箱、キッチンの配膳カウンター、食器収納庫、吊戸棚、ダイニングテーブル・・・とほとんどの物は作り付けなので結構な量があります。
 事前に必要寸法をカットしていますので、作業はダボ埋めやビス穴の加工、ルーターで背板の溝付けをし、後は組み立てるだけです。言葉で書くと簡単ですが、正確に加工しないと出来栄えに影響するので結構神経を使う気の抜けない作業です。
 いつもは図面から必要寸法を書き出し工場で精寸カットまでが私の担当、後は棟梁に加工と組み立てをお願いしています。
 今回は久々に組み立てまで自分で作業をしてみました。
 作業を始めるまでは、キッチン廻りの家具は今日中に作れるだろうとタカをくくっていましたが、これがなかなか思うように進みません。
 朝8時前から作業に取り掛かり、昼休みも早々に切り上げ一心不乱に作業に没頭し、なんとか終了したのが午後6時です。あわよくば靴箱まで造ろうと思っていましたがタイムアウト、次回に持越しです。

 現場に打合せや進捗確認に出向くと、思ったように工事が進まずいらいらする事もありました。しかし、実際に自分が作業をしてみると思ったほどには進まず、見込み違いであったことが判ります。
 たまには職人さんになりきり作業をするのも、いろいろ気付きが在って悪くはないなと思った一日でした。

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2005年12月01日

住は聖職なり

 今年も残りひと月、まだ一年を振り返るには早いと思いますが、この業界いろんな事がありました。
 リフォーム詐欺、アスベスト問題、そして耐震強度偽装事件と建築業界がこんなに世間をにぎわした年はなかったように記憶しています。
 住まいは多くの人にとって、一生に一度の大きな買物で多額のローンを抱え込み購入します。誰でも失敗や後悔はしたくないですから、細心の注意を配って建物や業者の選定をします。
 しかし、その相手が故意に欠陥住宅を造り販売したとしたら素人である購入者が見分けるのは困難でしょう。そんなやれ切れない事件が今回の強度偽装事件ではないでしょうか?

 建物は工業製品ではありませんから一棟一品生産です。敷地条件や予算や規模も異なりますから、出来栄えの良し悪が同じ物差しで比較検討されることはありません。 ですから、きちんとした物ができるかどうかは設計や工事に関わる人々のモラルに委ねられます。

 私の前職である企業の創始者は「住は聖職なり」、人の生活基盤である『住』に関わる仕事は教師や聖職者の様に尊い仕事であると言いました。 
 「住は聖職なり」この言葉を改めて肝に銘じた事件でした。

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