2005年12月
2005年12月27日
デザインを考えるーその2
最近、デザイナー住宅と称して箱形の外観デザインが流行のようです。箱型だから、ゆるい勾配、軒の出のない屋根、外壁はなぜか決まったように縦リブのガルバリウム鋼板・・・・確かにタイル調や石貼り調のイミテーション住宅を見慣れた目にはシンプルで斬新なスタイルに見えます。
今年の夏、あるセミナーの一環で箱型住宅の仕掛け人といわれている著名な建築家の作品を見学する機会がありました。その住宅は豪雪地帯といわれている山間部に建築されていました。南面全体がガラス張りで主張の明確な住宅でしたが、なぜか私は違和感を覚えてしまいました。
雪深いこの地に何故、このスタイルなのかと。本来、建物のスタイルはその土地の気候や風土、景観を考慮したものであるべきだと思っています。建物が込み入った都市部ならまだしも、敷地が十分過ぎるほどある場所に箱型はそぐわないだろうと思いました。
このケースは極端な例だったと思いますが、建物のスタイルも周囲の景観を考えてデザインすべきだと思います。
環境や景観の重要性が認識されつつある今日では、目立つ事が良いデザインではないという思いを持つようになりました。
皆さんはどんな思いでデザインを考えていますか?
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今年の夏、あるセミナーの一環で箱型住宅の仕掛け人といわれている著名な建築家の作品を見学する機会がありました。その住宅は豪雪地帯といわれている山間部に建築されていました。南面全体がガラス張りで主張の明確な住宅でしたが、なぜか私は違和感を覚えてしまいました。
雪深いこの地に何故、このスタイルなのかと。本来、建物のスタイルはその土地の気候や風土、景観を考慮したものであるべきだと思っています。建物が込み入った都市部ならまだしも、敷地が十分過ぎるほどある場所に箱型はそぐわないだろうと思いました。
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